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落語家 立川ぜん馬師匠は、当会にて居合道の稽古に励まれ2024年12月8日永眠されました。
体調が許す限り稽古に励まれ、その背中を私達に見せることで居合に対する情熱
と稽古の大切さを示して頂きました。又、出演される寄席にもご招待頂き、落語
の素晴らしさを教えて頂きました。
ぜん馬師匠の情熱と教えを胸に、私達はこれからも励んでいきます。
謹んでご冥福をお祈りいたします。



(故)立川ぜん馬 

  居合も、そして古典落語も
     
居合道を始められたきっかけは何ですか?

子供の頃からチャンバラ好きでした。
私の年代の男の子はほとんどそうでしょうが、東映の時代劇に夢中になり、
風呂敷で覆面をして鞍馬天狗になったり、二刀流で宮本武蔵になったり、
「赤城の山も今宵がかぎり」なんてセリフを覚えて得意になっていました。

高校時代の剣道部の先輩で懇意にしている方から
ある日「十思スクエアで居合をやってる入ろうか」と誘われました。
でも月謝があまり高かったらよそう、と野口先生の元をお訪ねしました。

ところが先生は「月謝はいただきません。
ただ、道場(体育館)の使用料等多少の経費がかかるので、
そのための会費は頂きます」との事で即入門をお願いしました。
 
実際に居合道を学んでの感想や印象を教えてください

入門してみると様々な人達がいました。現役の学生さんから、
定年間近のおじさんまで。女性も何人かいて華やかでした。

指導してくださる方々も師範の野口八段、会長の鈴木七段を始め、
五・六段の先生方が、懇切丁寧に教えて下さいました。

もちろん「武道」ですから技(業)のみならず仁義礼節にいたるまで
基本からきちんと教授していただき、
一級、初段、二段とトントン拍子に進みました。
そうなると稽古も面白くなり、気が付いたらもう入門九年もたっています。

 「居合の魅力」は何か?とよく聞かれますが、
私の場合は稽古の始まる前、正面に礼をし、
刀に礼をして腰に刀を帯びる時の一瞬、
臍下丹田に力を込めた時の緊張感が、身の引き締まる思いがします。
 
 
武道と落語との共通点についてお聞かせください

落語と居合、まったく結びつかないとお思いでしょう?
ところがところが、そんな事はなのです。

先年亡くなりました柳家小さん師匠。
人間国宝で、私の師匠、立川談志の師匠ですから私は孫弟子ですが、
小さん師匠は実は剣道七段、居合道五段だったのです。

生前から「だから俺はめんどう(面胴)見が良くて、つき(突き)合いがいいんだ」と
おっしゃっていました。ま、これは冗談。  

居合も古典落語も、先人が編み出した伝統を受け継ぎ、
そしてそれを後世に残すという点でピタリと一致するのではないかと思います。

まだ十年にも満たない未熟者が後どのくらいで一人前になれるのか、
何とか居合の「落伍家」にならない様、頑張っている私です。
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